1/24 近畿大学 UX・サービスデザイン概論-2 WS観察

 WSでお世話になった浅野先生、山縣先生、観察させて頂いたJチームの皆さん、アドバイスをくれた大草先生、先輩の皆さん、本当にありがとうございました。主観的なので無礼なところもあると思いますが、書き留めます。

 

今回の観察の目的

 ワークショップをする上でどうしたら上手くいくのか、上手くいかないのか、行動面から考える。

 
ワークショップについて

 2時間半でインタビュートレーニングとカスタマージャーニーマップ(CJM)を作成する内容でした。

 テーマは「クリスマスプレゼント」体験。クリスマスプレゼントをあげた経験から、お金体験の実現に繋げる。

 
観察した部分

インタビュー(1)

インタビュー(2)

カスタマージャーニーマップ作成

 

観察シートの作成

 主に先輩が作成した。私は先輩が作ったシートを見て、分からない所の質問、改善策の提案をした。

 大草先生にアドバイスを頂く中で、主観が入っていたり、答える際に分かりにくいかったりする部分に気づき修正した。

 

観察の形式

 私と先輩の2名で観察。各々別のチームに密着して観察した。全体では4~5人のチーム×11(A~K)で合計約50人だ。私はJチームの、先輩はAチームの観察を担当した。Jチームは男性2名,女性3名の5人チームだった。

 

観察の心構え

 私は情報デザイン研究会に入ってから本格的に活動するのは今回始めてだった。そして何度かワークショップやその観察をしてきた先輩方と違い、振る舞い方も知らなかった。よって今回の観察は仮説や推測をあまり入れずに、行動や雰囲気を見ることを徹底しようと臨んだ。

 今回は他チームとの比較をする余裕は無く、担当のチームの行動を追い掛けることに精一杯だった。

 

 時系列で観察した行動とその時の私の心情を記述していく。

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インタビュー(1)

 インタビューイ1名、インタビュアー1名,記録係3名で構成。インタビューイとインタビュアーを最終的に全員できるように,交代していく。5分×5人で25分。

 まず、いきなり始まったので私たち2人は戸惑って観察に遅れた。観察開始時に全体へ私たちの紹介をする時間があると思っていたのに無く、心の準備がままならなかった。

 とにかく、観察。最初の方は焦っていたのでインタビュアーとインタビューイの記述を反対に書いていて、慌てて修正した。ペンも色分けするつもりだったが、忘れてしまった。

 Jチームは全体を通してにぎやかな印象を受けた。インタビューイの話に対して他のメンバーが大きくリアクションしていて、会話が盛り上がっていた。笑顔も絶えなかった。

 片手間だがタイムキーパーとなっている人が一人いて、その人のスマートフォンのタイマーで時間を管理していた。それが理由なのか、インタビュー中は時間を気にせずにとにかく喋り、時間切れで交代という流れで進行していた。

 記録はインタビューイが話しているときに急いでメモしている人が多かった。メモの仕方は個性的で、単語や短文の他にノートの罫線を使って簡単な表を書いている人、簡単なイラストを使っている人も発見した。

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インタビュー(2)

 インタビュー(1)で出たインタビューイの中で、最も特徴のある解答をした人をリードユーザーと設定。その人に対してインタビューをしつつ、記述する。記述形式は脳内マップ,ステークホルダーマップ、利用年表共作法の3種類だ。

 記録係の人たちが記述に集中した結果、インタビュー(1)よりも静かになった。インタビューイとインタビュアーの2人が会話し、他のメンバーがそれぞれ表を作成する形だった。

 この時間のJチームはタイムキーパーはおらず、時間を気にせずにインタビューしていた。その為か、インタビューも記述も早々に終わり、時間が余っていた。その際は全員で、作成したものを確認していたのだが、インタビュー(1)の時のメモを見返してはいなかったように見える。インタビュー前にでも、各自のメモを見返していればよりスムーズにできたのではないかと思う。

 会話が減って活発さが無くなってきた頃に、浅野先生・山縣先生がアドバイスをしてくれた。その直後は会話が広がるものの、しばらくするとまた静かになってしまった。

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カスタマージャーニーマップ作成

 インタビューから得たことを元にCJMを作成する。

 Jチームでは、最初は机上で話し合いながらCJMを作成していた。しかし、周りのグループがCJMを壁に貼って作成しだしたのを見て、途中から近くの壁を使って作成し始めた。

 CJM作成では、インタビュアーを担当していた人が主導となっている印象を受けた。それから、インタビュアー、1人のメンバーの2名が会話していてそれに時々他のメンバーが加わる、という形になっていた。

 机上で作成していた時は全員で付箋を貼っていたが、周りのグループに影響を受けてCJMを壁に貼って作業をするようになった。それからは、机と壁の距離の狭さから先程の2名以外のメンバーは立ち位置が遠くなり、参加が消極的になったように見えた。

 そしてせっかくインタビューの際に作った書類があったのに、使っていなかった。もったいない。短時間だったので、メンバーの頭に入っていたのだろうか。しかし、JチームはCJMが完成しなかったので、もしそれらを使っていれば上手くいったのではないか、と思った。

 

観察シート

インタビュー(1)

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インタビュー(2)

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カスタマージャーニーマップ作成

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